状況
水俣条約並びにPCB規制のため、水銀灯(PCB含有安定器)からLED器具への交換工事を行いたいが、交換する照明器具の真下には、一億円以上の産業用ロボットが並び、高所作業車も入れず足場も組めない場所がある。
万が一、照明器具の交換工事中に、資機材を落下させロボットに当たってしまえば、製造ラインが止まり莫大な損害となる可能性がある。
従来の方法では、どうしてもLED器具への交換ができない状況の中、ケンテックシステムズへご相談を頂いた。
ケンテックシステムズの施工内容
NSCロープ高所作業により、高所作業車や足場を一切使用しない施工を実施。
RHD(ロープフッキングデバイス)の前身である器具を用い、交換対象水銀灯下方から鉄骨梁に直にロープを掛け、できる限りトラバース(エイドクライミング)を行わずに作業を行った。使用資機材は全て捕縛し落下防止措置を取り、大型作業用バックの中で全ての作業を行い、産業用ロボットを一切傷つけることなく作業終了した。
NSCロープ高所作業を用いる事で、高所作業車が入れない・足場が組めない場所でも、安全確実に施工を行う事ができた。